熊でも壊せない!?最強ハードクーラー! |YETI タンドラ45
ブランド | YETI |
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ギア名 | タンドラ45 |
評価 |
YETIから発売されているクーラーボックス「タンドラ45」についてご紹介させていただきます。すべてのシーズンで使用してみての正直な感想を書かせていただきます。クーラーボックスでお悩みのキャンパーさんは是非ご覧ください。
タンドラ45の詳細は以下の通りです。
【サイズ】外寸65.41cm×41.28cm×39.05cm
内寸:47.9cm×27.0cm×29.2cm
【重量】 10.43kg
【価格】 59,400円(A&F)
【容量】 45quart(42.59L)←quart換算表
料理・お酒を楽しむ方やファミリーキャンパーさんにおすすめできる商品です。今回は注目すべき4点を、人気のあるハードクーラーであるcolemanのスチールベルト(以後スチベル)と比較しながらレビューしていきます。
①重量
②容量
③保冷力
④耐久力
まずは①重量についてです。
結論から言うとかなり重いです。テントでこのくらいの重さはよくあることですよね。テントなら肩に掛けたり背中に背負ったりすることで1人でも十分に持つことができます。しかし、この商品は両手で持たなくてはなりません。正直1人で持ちたくなくなるレベルの重さです。容量もかなりあるので+5kgの15kgは想定しておくことが必要です。一方スチベルは重さが約7.5kgとタンドラ45よりも3kg程度軽くなります。持つ自信がない方やフリーサイトをベースに活動する方、マンション暮らしの方はスチベルの方がいいかもしれません。
ソロキャンプ向けにYETIから5.8kgのローディー24(約22L)という商品が販売されています。こちらも使い勝手のいい商品になっていますので参考までに。
次に②容量についてです。
約43L入ることから、デュオやファミリーに適した容量です。筆者は夫婦(お酒は飲まない)で2泊分の食料を詰めても余裕がありました。余裕があった分重量などを考えると、正直タンドラ35でもいいかもしれません。また、このタンドラ45は2Lのペットボトルが縦に入りません…このことにストレスを感じる人も少なくないそうです。タンドラ系統の1つの弱点とも言えるでしょう。
一方、スチベルの容量は51Lで、2Lのペットボトルが縦に入ります。(羨ましい)YETIにこだわりたい方は、ローディー24(22.71L)という商品だけ2Lのペットボトルを縦に入れることができます。YETIは様々な容量を展開しているので、自分のスタイルに合ったものを選択できるのが強みですね。
次に③保冷力についてです。
太いゴムのパッキンがついていて密閉力が強いので、使い方に工夫をすれば、真夏の2泊でも氷が溶けることはありませんでした。筆者が保冷力を保つために実践していることが3つあります。
①スタンドの上に置く
②開閉の回数を減らす(飲み物用のクーラーを持っていく)
③日陰に置く
上記にあげたことを行うことで保冷力を保つことができます。
一方でスチベルはパッキンがついていません。密閉力がなく、保冷力はYETIシリーズと比べると見劣りします。夏以外ならば十分な保冷力を発揮しますが、保冷力は圧倒的にYETIに軍配があるでしょう。
最後に④耐久力です。
結論から言うと、最強です。熊でも壊せないそうです。2006年のYETI誕生以降、壊れたという話を聞いたことがありません。スチベルはVintageが出回っているので、耐久力があると思うかもしれませんが、実はへこみなども多い商品です。使い方にもよりますが、塗装が取れてしまっているスチベルも見たことがあります。その点YETIは一生ものなので、高くても買う価値があると考えます。
YETIシリーズとスチールベルトを比較しながら紹介してきましたが、もちろんどちらにもメリット・デメリットがあります。どの部分に重点を置くかが大切です。値段が高いだけに、しっかり見極めて後悔のない買い物ができることを願っています。